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 簡単だけど難しい・・・、ホイールベアリング交換。

毎度お世話になっております。
本日は、少し前に頂いたお仕事からホイールベアリング交換の事を。

ホイールベアリングのトラブルと言えば焼き付きですが、
これは何時なるか予測しにくい部分です。
また、別件でホイールを外したら焼付いたベアリングがバラバラになって落ちてきた・・・、なんて事もあるくらい、
意外と普通に走っちゃってる場合もあります。
ですので、車検や定期点検の時に点検・確認をマメにやっていくしかないのですが、
実は不良になる前に僅かな前兆みたいなものが出てきます。



一般的に、ホイールを取り外してベアリングを点検・・・、なんて見聞きしますが、
この方法で異常な場合は、『お亡くなり』 ではないにしても 『手遅れ』 な状態です。
普通では見つけにくいベアリングの 『異常の兆候』 を見つける。
そして異常の兆候を見つけたホイールを外してベアリングをチェックしても、無負荷状態で指でベアリングを直接回したくらいでは絶対分からない・・・。

この、『もう少しで手遅れ状態になりますよ』 という兆候を見つけるのが意外と難しいのですが、
私(斉藤)の以前の職場(四輪ディーラーの整備工場)で会得したスキルが結構役に立ってます。


そして交換の時に必要な当て金ですが、当店では絶対にインナーレースに力が掛からないように廃棄ベアリングを加工して独自の当て金を作ってます。


モノによっては外周を一段削り込んだり、一部切り欠きを入れたり、何かしら加工をして最良な交換ができるよう、道具から用意しています。
写真のものは、足廻りからエンジンO/HまでDUCATIに使われているベアリング交換の為に用意した当て金。
これで全てではないですし、必要に応じて新たに用意していく物です。

またホイールベアリングの組み方も、組み上がりの善し悪しが大きく変わってしまう手順や方向、使用している部品の材質で変えたりする微妙な調整など、サービスマニュアルには書いてない勘コツ経験な部分があったりと、整備士にとっては意外と・・・。
普通に組めても、最良に組める人は意外と少なかったり・・・。
そんな部分です。

因みにメーカー問わず、新車のホイールベアリングが最良に組めている確率は、
私が今まで見た限りでは2~3割って感じでしょうか?
それでもトラブルになることは全然ないので、気にする必要も全然ないのでしょうが、
せっかく自分の手で組むのなら、最良の状態に・・・、と思いムダに拘ってしまうのは『整備士あるある』なのではないでしょうか。
そして上手に組めたベアリングを回しながらニヤニヤする・・・。

変態じゃないよ?
斉藤でした。



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