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 タイミングベルト交換のお話。 の続き。

前回のタイミングベルト交換のお話の後で、
DUCATI独特のスバラシイ効果について 『また次回』 とか言いながら、
随分と経ってしまいました。

という訳で、タイミングベルト交換の話・第2回です。
前回の話では張り調整についてを中心にお話しましたが、
今回はバルブタイミングの話です。

クルマやバイクのエンジンは空気を吸ったり、排気ガスを吐き出したりするタイミングを厳密に管理しています。
つまりは、カムシャフトの動きがエンジンの燃焼室のバルブを動かして行っているのですが、
そのタイミングが、クランクシャフトとカムシャフトの位置関係に左右されます。
この2本のシャフトを繋いでいるのが、DUCATIの場合、タイミングベルトになります。
他社のオートバイもチェーンやギヤなど、別の伝達方法で行っているのですが、
このタイミングが少しでもズレるとエンジン不調など、大きくズレるとエンジン本体の破損を引き起こします。
ですので大抵の車両メーカーのカムシャフトのタイミングは、各部品の組付け部分を全く動かしようの無い形にすることで整備士の組付け具合に左右されないように固定されます。
つまり、整備士が組み付けを失敗しない限り、大きくはズレないようになっています。

ですが、逆にいえば、タイミングチェーンやベルト、ギヤなどが伸びたり摩耗すると少しだけズレます。
ズレると確実にパワーダウンするのですが、バルブタイミングの調整は手間が掛かりますので、
『新品の正常な部品を組付ければ、理論的に自然と正しい位置に来るはずだ』 と言う事で、部品の精度任せに組付けます。
こちらを整備士が調整できるようになっているのは、2輪4輪共にレース用のエンジン位です。

ところがDUCATIのエンジン、こちらの取付ボルト穴がレーサーエンジンのように長穴になっており、調整できます。
いちいち車検や12か月点検の度に 『やってられるかー!』 となる筈なのですが、DUCATIではやってます。





DUCATIの特殊工具には、クランクシャフトとカムシャフトをゼロ位置に固定するものがあります。
こちらを使用しながら適正なタイミングベルトの張り調整をすることで、バルブタイミングを物理的にメーカーの指定するタイミングのプラスマイナス0の位置に調整することができるのです。
ですので、正確なベルトの張り調整は、正確なバルブタイミングを実現する第一歩と言えます。

つまり、レーシングマシンに手間暇をかけて行っているような厳密な調整を、
車検や12か月点検ごとに、エンジン各部の摩耗や個体差、ベルトの伸び状態に応じてバルブタイミングの調整を行うなんて、DUCATI以外ではありえません。
正にDUCATIならではの機能です。

そして、そんなDUCATIだけの特権を享受できるのは、
特殊工具を正確に使い、張り調整まで正確に行える店だけです。

これが、特殊工具やスキルを持っていないお店や個人さんでタイミングベルトの交換をお勧めしない第2の理由です。
もちろん、当店はこれらの特殊工具やスキルも持っています。
でも、ショップやディーラーの整備士さんの中には面倒くさがってこれらの特殊工具を使わずに交換してしまう人もいるとか・・・。
折角のスバラシイ機能を・・・、本当にもったいない話です。

どうせ実施するなら、完璧な整備を心掛けたいです。
という訳で、当店など如何でしょう?
・・・なんて、要は営業(第2回)です。
是非! 宜しくお願いいたします!!
斉藤でした。



当店のHP はコチラ




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